買取業者の評判・口コミ

車買取業は1980年代より関西圏を中心に行なわれていましたが、現在のように隆盛したのは1990年代中頃、中古車登録台数が新車販売台数を上回った時からです。その中心的存在となったのがガリバーで、小規模店舗の展開、店舗に在庫を長く置かずオートオークションで売却して経費をかけないという手法は、その後の車買取業者に大きな影響を与えました。

フランチャイズ制を取っている業界大手はガリバー式買取を行っていますが、従来、中古車販売網を持っている販売大手が買取にも力を入れてきているのが現在の業界の特徴です。

オートオークションに出品せず、自社流通させた方が出品料などの経費をさらに省けることが理由で、その分、買取価格を上乗せできるというのがセールスポイントとなっています。ガリバー も小規模店舗の展開だけでなく買い取った車の中から状態の良い車種だけを選び、中古車販売を強化させる方針を見せています。

車買取業はガリバーを始めとするフランチャイズ制の他に自社流通を優先させる直営店を中心とした業態、オートオークション系が母体となっている買取専門チェーン、さらに自由度の高いボランタリー制を採択している業態や地元密着型の小規模店舗までさまざまな業者が混在しています。

消費者に取っては結局のところ、サービスが良くて親切であれば、どの業態でも構わないのですが、それぞれの買取業者がどのようなシステムを取っているか、ということが最終的には買取価格につながります。買取業者の特徴をつかんで査定依頼する際の業者選びに役立ててください。