その査定価格本当?シエンタを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
トヨタのシエンタは5ナンバーサイズのサブコンパクトミニバンで、小さいボディでありながら7人乗車が可能な3列シートを備えていることが特徴のひとつです。
2003年から2015年まで販売された初代はオーソドックスなボックス型のエクステリアでしたが、同年7月にフルモデルチェンジした2代目はトレッキングシューズをイメージした局面構成で大胆に変身、これが人気の要因となってサブコンパクトミニバンのカテゴリーで販売台数第1位を獲得しました。
2代目は登場から現在まで販売期間が短いこともあって中古車市場で人気車種となっており、サブコンパクトミニバンとしては買取価格が高水準で推移しています。
車検時期が迫ってきている初年度登録モデルは買取業者の狙い目車種となるので、複数業者に査定依頼すればさらに高値が期待できます。
本題に入る前に、車を高く売ることができる2種類のサービスをご紹介しておきます!
公式:【カーネクスト】
自分で複数の買取業者を競争させるならこれ!
公式:ユーカーパック
自分で競争させる必要なし!オークション形式で自動的に価格を上げるならここ!
シエンタの買取事例・査定額
※買取相場は中古車買取最大手ガリバー の査定実績による(2017年7月時点)
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
シエンタ ハイブリッドG |
平成27年式 (2015年式) |
1万km | パールⅡ | 2017年5月 | 157.7万円 |
シエンタ ハイブリッドG |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | パール | 2017年3月 | 149.7万円 |
シエンタG | 平成28年式 (2016年式) |
1万km | 黒 | 2017年3月 | 135.2万円 |
シエンタ DICE-G |
平成27年式 (2015年式) |
3万km | 茶 | 2017年6月 | 89.0万円 |
シエンタ DICE-G |
平成25年式 (2013年式) |
2万km | パープル | 2017年2月 | 84.0万円 |
シエンタ DICE |
平成24年式 (2012年式) |
4万km | パープル | 2017年2月 | 74.0万円 |
シエンタ DICE |
平成24年式 (2012年式) |
3万km | シルバー | 2017年2月 | 68.0万円 |
シエンタ G |
平成25年式 (2013年式) |
7万km | パール | 2017年3月 | 54.5万円 |
シエンタ DICE |
平成23年式 (2011年式) |
5万km | Lブルー | 2017年3月 | 48.0万円 |
シエンタ G |
平成21年式 (2009年式) |
5万km | 黄 | 2017年4月 | 43.7万円 |
シエンタ X Sエディション |
平成19年式 (2007年式) |
2万km | パール | 2017年4月 | 35.5万円 |
シエンタ G |
平成21年式 (2009年式) |
7万km | Lブルー | 2017年2月 | 32.5万円 |
アクアS | 平成20年式 (2008年式) |
9万km | グレー | 2017年3月 | 26.5万円 |
2代目にはハイブリッド仕様とガソリンエンジン仕様が設定されています。
新車販売価格では40万円以上の差がありますが、買取価格ではそこまで反映されておらず、ほぼ同じ状態であれば10~15万円の差額で収まっています。
Gグレードの新車販売価格が約198万円であることを考えると、査定額最高値の135.2万円はかなり高水準といえます。
最高値となったハイブリッドGと同じ年式でも初代の最終登録年度車は型落ちとなるため、査定額は一気に下がります。
3年落ち車では走行距離があまり影響しないのですが、わずか3万kmのDICE Gが89.0万円で60万円以上の差がつきました。
初代モデルの査定額は今後、これ以上高くなる可能性はないので、売却を考えている人は早めに決断することをお勧めします。
3年落ち初代シエンタは下取りより売却の方が得策
3年落ちの現行モデルで初年度登録車は車検残が少なくなっています。買い替えの場合、下取りにするか買取りに出すか迷うところですね。
新車をトヨタ車にするのであれば下取り価格は高額となります。
ハイブリッドGの下取り相場は140~150万円なので買取業者次第では下取りの方が得策になる場合もあります。
より高値を求めるなら複数の買取業者に査定依頼し、下取り見積もりと競合させるのがベストです。
ただし他メーカーへ乗り換えるとなると下取り価格が一気に下がってしまうので、買取業者へ売却した方が得策です。
なお、2015年式でも初代モデルは下取り価格が格段に下がり、ハイグレードのDICEでも70~80万円が相場となっています。
買取実例では2013年式でも84万円がついているので、初代モデルは買取業者に査定依頼した方が高値を期待できます。
5年落ち後期シエンタはライバル車よりも高値買取が期待できる
5年落ち以上はすべて初代モデルです。2003年から2015年までの販売期間中、2006年に1度マイナーチェンジを行い、2010年には一時販売を終了しましたが、後継車のパッソセッテが極端な販売不振だったことから2011年にマイナーチェンジを行って再販売しました。
前期、中期モデルともに丸目ヘッドライトでしたが、後期モデルは角目ヘッドライトにするなど大幅なフェイスリフトを行ったことで古さを払拭、サブコンパクトミニバンの中古車市場では人気が高いことからライバル車に比べると高値で買い取られている傾向にあります。
2012年式で走行距離5万km以内であれば50万円以上が確実で、走行距離3万kmでは68万円の査定額がついた実績もあります。
10年落ち前・中期シエンタで高値を引き出せるのは走行距離5万km以下
10年落ちは前期と中期モデルになるため、高値買取はあまり期待できません。
最高値はXグレードの特別仕様車Sエディションで35.5万円の査定額がついていますが、これは走行距離2万kmという極上状態の車種です。
5万km走行以上の場合はハイグレードのXでも10万円以下のことが多く、同じX Sエディションでも8~9万km走行だと5~6万円の査定額も考えられます。
10年落ち5万km以上のシエンタは買取相場が急に動くことはないので、複数の買取業者を選んでじっくりと売却交渉を行ってください。
まとめ
シエンタの現行モデルは5ナンバーサイズで最小回転半径が5.2mと運転しやすく、小さな子供を乗せるのに最適な3列シートを備え、しかもハイブリッド車であればJC08モード27.2km/Lと燃費性能も優れています。
実用性重視の中古車ユーザーから人気が出るのは当然の話で、今後、買取の査定相場が変動することは十分に考えられます。
とくに現行モデルが最初の車検を受ける前に買い取られて中古車市場に流れてくると購入が集中して一時的に品薄となるため、買取価格も比例して上昇します。
2016年式、2017年式の売却を考えるのであれば、中古車市場におけるシエンタの販売価格推移をチェックすれば売り時がわかります。
販売価格が高くなった時は買取業者と強気の交渉を行って、少しでも高値を引き出してください。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
他車種の買取相場表
- bB
- BMW 1シリーズ
- BMW 3シリーズ
- eK
- MRワゴン
- N-BOX
- N-ONE
- N-WGN
- NV100クリッパーリオ
- アクア
- アクセラ
- アルト
- アルファード
- インプレッサ
- ウィッシュ
- ウェイク
- ヴァンガード
- ヴィッツ
- ヴェルファイア
- ヴォクシー
- エクストレイル
- エスティマ
- エブリイワゴン
- エリシオン
- エルグランド
- エブリィ
- オデッセイ
- カローラアクシオ
- カローラフィールダー
- キャスト
- キャリィ
- キューブ
- クラウン
- クルーガー
- コペン
- ゴルフ
- シエンタ
- ジムニー
- スイフト
- ステップワゴン
- ストリーム
- スペーシア
- セルシオ
- セレナ
- ゼストスパーク
- タント
- デイズ
- デミオ
- デュアリス
- ノア
- ノート
- ハイエース
- ボンゴバン
- NV350キャラバン
- ハイゼットトラック
- ハスラー
- パッソ
- ハリアー
- パレット
- パジェロミニ
- ピクシス
- フィット
- フォレスター
- ポロ
- フリード
- ブーン
- プリウス
- プレマシー
- ベリーサ
- ポルテ
- マーチ
- マークX
- ミラ
- ミライース
- ミラココア
- ムラーノ
- ムーヴ
- モコ
- ライフ
- ラッシュ
- ラパン
- ランドクルーザー
- ランドクルーザープラド
- リーフ
- リバティ
- ロードスター
- ワゴンR