その査定価格本当?ヴィッツを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
操縦しやすいコンパクトなボディサイズの車種は欧州でAセグメント、北米ではコンパクトカーのカテゴリーに属し、経済的であることから世界中で人気があります。このカテゴリーに適した世界戦略車として開発されたのがトヨタのヴィッツです。ボディサイズやエンジンを小さくしただけでなく、小さいなりに安全性能や走行性能を高めたことから世界中のコンパクトカーのベンチマーク的存在になりました。
3代目となる現行モデルは2013年から販売されています。2014年と2017年にマイナーチェンジを行っていますが、基本的な構造やスペックに大きな変化がないため、中古車市場ではマイナーチェンジによる販売価格の格差が少ない状態となっています。
また3代目は中古車市場に流通している車数が多いことから、買取の査定額も年式と走行距離を基準とした平均的な相場に収まっています。
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ヴィッツの買取実例・査定額
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
ヴィッツRS G’s スマートパッケージ |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | 青M | 2017年5月 | 119.8万円 |
ヴィッツRS G’s | 平成24年式 (2012年式) |
2万km | 白 | 2017年2月 | 89.9万円 |
ヴィッツ F | 平成26年式 (2014年式) |
2万km | パール | 2017年2月 | 74.6万円 |
ヴィッツ F | 平成28年式 (2016年式) |
2万km | パール | 2017年6月 | 69.5万円 |
ヴィッツ F スマイルエディション |
平成26年式 (2014年式) |
6万km | シルバー | 2017年6月 | 59.5万円 |
ヴィッツ RS | 平成24年式 (2012年式) |
5万km | 白 | 2017年6月 | 59.5万円 |
ヴィッツ F | 平成25年式 (2013年式) |
3万km | ガンM | 2017年6月 | 44.7万円 |
ヴィッツ U | 平成24年式 (2012年式) |
2万km | 白 | 2017年2月 | 42.4万円 |
ヴィッツ ジュエラ | 平成23年式 (2011年式) |
4万km | ピンク | 2017年2月 | 36.0万円 |
ヴィッツ F | 平成19年式 (2007年式) |
5万km | 黒 | 2017年2月 | 33.2万円 |
ヴィッツ ジュエラ | 平成23年式 (2011年式) |
3万km | 黒 | 2017年2月 | 32.5万円 |
ヴィッツ RS | 平成20年式 (2008年式) |
5万km | 白 | 2017年2月 | 29.0万円 |
ヴィッツ U | 平成23年式 (2011年式) |
9万km | ガンM | 2017年7月 | 25.5万円 |
ヴィッツ U | 平成19年式 (2007年式) |
7万km | アイボリー | 2017年7月 | 20.0万円 |
ヴィッツ F | 平成19年式 (2007年式) |
6万km | ベージュ | 2017年3月 | 17.0万円 |
最高値をつけたのはスポーツタイプのRS G’sです。これはトヨタのスポーツカーやレースカーに関わる部門、GAZOOがRSの足回りやボディ剛性をチューニングした車種で、現在は販売されていません。
一般的に販売終了した専用チューンのスポーツカーは中古車市場で高い販売価格となるのですが、RS G’sは販売台数も多いことから希少性が薄く、フル装備の新車販売価格が200万円オーバーであることを考えると、やや安値の査定額といえます。
常時販売しているグレードには排気量が1.0Lと1.3Lモデルがあります。
新車販売価格では約15~17万円の差がありますが査定額ではそれほど変わることはなく、状態さえよければ1.0Lの方が上回ることもあるので、必ず複数業者に査定依頼をして高値を引き出してください。
3年落ちヴィッツはグレード格差がなく状態で査定額が左右される
3年落ちの中にはさすがに2017年マイナーチェンジ後の後期モデルは出回っていません。後期モデルの車種で目玉となったのはハイブリッド搭載車です。新車販売価格が約200万円なので、現在の査定額は150~160万円と予想されます。
したがって3年落ちの中心は2014年に行われたマイナーチェンジ後の中期車種です。
後期モデルと同じエクステリア、予防安全システムのToyota Safety Sense C搭載などコンパクトカーとしては優れたパッケージになっていますが、前述したように中古車市場に流通している車数が多いため、査定額は標準的な範囲内に収まっています。
走行距離2~3万kmの場合、50~70万円が査定相場価格です。
5年落ちヴィッツではRSが高値傾向
5年落ち車種には3代目前期モデルと2代目後期モデルが混在しています。
2代目後期モデルで高値をつけているのはスポーツモデルのRSで走行距離が5万km以内の場合、50万円前後が査定相場となります。現行モデルにRSはないので、若干の希少性が査定にプラスしているといえます。
その他の車種ではグレード格差が見られません。最上級のUよりもジュエラの方が高い場合がありますし、さらにミドルグレードのFでも買取業者との交渉次第ではUより3~4万円高値になる可能性があります。
ただし査定相場はそれほど高値で推移しているわけではなく、走行距離5~6万kmであれば30~40万円が査定額相場となります。
10年落ちヴィッツで査定額がつくのは2代目前期モデル
コンパクトカーの10年落ちは走行距離が10万km以内であれば若干の査定額がつきます。
ヴィッツでは2代目前期モデルに限り、前述した条件に合えば15~20万円の査定額がつくこともあります。
買取実例・査定額一覧表では走行距離7万kmのUが20万円で買い取られています。
しかし初代モデルになると、走行距離10万km以下でも査定額はほとんどつかず、買取価格は5万円以下になります。
だからといって壊れるまで乗り潰すと廃車手続きなどが面倒になるので、動いているうちに売却した方が得策でしょう。
まとめ
ヴィッツは2回目のマイナーチェンジを2017年に実施しているので2019年までは現行モデルが販売されると予測できます。したがってそれまでは査定額に大きな変動はありません。
しかし2019年以降は必然的にフルモデルチェンジとなるため、後期モデルでもその時期は査定額が大幅に下落します。
現行モデルの売却を考えている人は下落直前が最適の売り時となるので、2019年から新車情報のチェックを怠らないようにすることが高値の査定額をつけるコツといえます。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
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