人が車を手放す理由とは？

車を手放す理由として、特に多いものをピックアップしてみました。

お金がかかるから

車を手放す理由でもっとも多いと思われるのが、経済的な事情です。

車を維持すると、実にさまざまなお金がかかってきます。ガソリン代や駐車場代はもちろんのこと、年に1度の自動車税や、2年に1度の車検代も額が大きいですし、保険料、メンテナンス代や消耗品代などなど、すべて合わせると相当な金額になります。

さらにローンを組んで車を購入した場合は、月々の返済もしなくてはいけません。

乗る頻度や車種などにもよりますが、新車でローンを組んでいる場合、年間40万円以上は平均してかかるのではないでしょうか？

特に今のご時世、雇用も不安定になってきましたから、「残念だけれど車にお金をかけている余裕がない」という人は決して少なくないはずです。

車に乗らなくなったから

「以前はよく乗ったけれど、生活の変化でめっきり乗らなくなった」という人たちもいます。たとえば結婚や引っ越し、海外赴任などによって車が不要になることはよくあります。

特に都市部は、車がなくても交通網が発達していますし、駐車場代も高いため、地方から出てきた人は車を処分することが多いようです。

また、最近は高齢化社会にともない、免許証自体を返納する人も増えています。運転に自信がなくなってきたら、思い切ってドライバーを卒業するのも必要な選択といえるでしょう。

新しい車に買い替えるから

「愛着はあるけれど、古くなってきたから仕方なく買い替える」「家族が増えたから、ファミリー向けの車に買い替えたい」という人もたくさんいます。

この場合、次の車の購入費用の足しにするためにも、なるべく車の価値が大きく下がる前に売ってしまったほうが賢明かもしれません。

愛車を手放す悲しい気持ちを克服する方法

どんな理由で手放すにしろ、これまで乗ってきた愛車とお別れするのはつらいものです。

たかが機械といえども、車にはたくさんの思い出が詰まっているもの。いざ手放す段になって、「こんなに悲しくなるとは思わなかった」という人も決して少なくありません。

しかし手放す選択をした以上、なんとか悲しい気持ちを乗り越えて前向きに次のステージへと進みたいものです。そのための気持ちの切り替え方を、いくつかご紹介したいと思います。

「車を手放したことで浮いたお金」を計算する！

経済的な理由で車を手放した場合、本来の目的を見失ってはいけません。車を手放したことで浮いたお金をしっかりと計算して、「これで正しかったのだ」と納得するようにしましょう。

とはいえ、愛車がなくなった上に生活も切り詰めっぱなしでは、心がすさんでしまうかもしれません。車の維持費が浮いた分、無理のない範囲でほかの趣味を楽しむことも大切です。

「自分にとっても車にとってもよい選択だった」と考える！

車が不要になって手放した場合、その選択は「車にとってもよかったのだ」と考えることが大切です。

いくら愛着があるとはいえ、めったに乗らないのなら車にとっても幸せな状態だとはいえません。

車は「乗ってもらってなんぼ」の機械ですから、宝物のように保管されるより、もっと乗ってくれるオーナーのもとへ行ったほうが本来の役目を果たすことができます。

また、車はあまりに動かさないでいるとエンジンの消耗が早くなりますし、タイヤも劣化しやすくなります。その意味でも、めったに使わない車は手放したほうが正解なのです。

もちろん、持ち主にとっても車を手放すことで得られるメリットはあります。それほど必要ではないものから解放されたということですから、そのように気持ちをポジティブな方向に持っていくようにしてみてください。

乗りたい時はカーシェアリングなどを利用する！

車を手放したからといって、二度と運転できないわけではありません。重い買い物や遠出などがしたい時は、レンタカーやカーシェアリングなどを活用するという方法があります。

特に最近は、ちょっとした用事でも気軽に借りられるカーシェアリングが全国的に人気です。料金も安いところでは15分200円ぐらいからですし、予約もネットから簡単にできることが多いため、レンタカーより使い勝手が良くなっています。

あまり頻繁に車に乗らないのなら、いっそ車は手放して、こうしたサービスを利用したほうが節約にもなるはずです。

新しい車も同じように大切にしてあげる！

「必要に迫られて新しい車に買い替えたけれど、どうしても前の車が忘れられない…」という人も多いようです。

しかし、買い替えるにはそれなりの理由があったのですから、ここは頭を現実的に切り替えていくしかありません。そして、新しい車も前の車と同じように大切に乗ってあげるのが一番です。

本来、新しい車のほうがキレイで性能もいいため、「やった！新車が来た！」と喜んでもおかしくありません。

それなのに前の愛車に未練があるということは、その人が車をただの機械ではなく、家族ように大切にできる人だということでもあります。

そのような愛情深いドライバーなら、きっと新しい車もこれから乗っていくうちにどんどん愛着が増して、いつか前の愛車と同じように大切に思える時が来るはずです。

大切な愛車を手放す方法は、慎重に検討を！

愛着ある大切な車を手放すのなら、できるだけ納得のいく方法で処分するようにしたいものです。

たとえば「もう古いし走行距離も多いし、廃車にするしかないだろうな」という車でも、中古車買取店に持っていけば買い取ってもらえる可能性があります。

中古車買取店は、多少難のある車でも売りさばけるルートとノウハウを持っていますので、はなから「廃車」と決めつけてしまうのは早計かもしれません。

また、残念ながら廃車になるとしても、自分で解体業者に持ち込むよりは廃車専門買取店に依頼したほうがお得になります。

廃車専門買取店では廃車費用がかからないどころか、いくらかの値段で買い取ってくれるからです。

また新車に買い替える際は、前の車をディーラーの下取りに出す人が多いと思いますが、よほど価値の高い車でない限り下取り価格はそれほど高くありません。

中古車に関しては、やはり専門の買取店のほうが高く買い取ってくれることが多いため、ぜひ一括査定サイトなどを利用して複数の業者から見積もりをとることをおすすめします。

あなたに合った売却方法は？

※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう！