4ナンバーのバンと5ナンバーのワゴンはどう選択すべきか?
見た目はほとんど同じ車種でも、4ナンバーと5ナンバーの車種が存在します。商用・乗用・車検費用などが変わってきます。車を高く売りたい方はこちらから
4ナンバーのバンと5ナンバーのワゴンの選択
ほとんど同じ車両でも4ナンバーと5ナンバーという違いがあるクルマが存在します。4ナンバーは商用車ですし、5ナンバーは乗用車として登録されたもので、税金も車検の期間も異なることになるのです。
軽自動車の場合にはシートのレベルが違うぐらいの印象しかないかも知れませんが、小型車以上のサイズになってくると4ナンバーはかなり商用というイメージが強くなってきます。
軽のように単純に税金が安くなるというだけではなく、本質的に商用車として使っていくユーザーが増えるからで、前席以外は折りたたんで荷室として利用していけるようになっています。
したがってサーフボード1枚程度を持ち歩くのであればワゴン車でも構いませんが、本格的に荷物を積んで移動するということになると4ナンバーのバンのほうが圧倒的に荷室空間を確保することができるのです。
これは引越しなどに使ってみると一目瞭然で、バンの車両ですと確実に多くの荷物を積むことができることになるのです。
税金も商用車のほうがかなり安くなりますが、車検は1年に1回となりますので、結構頻繁に車検を受けることになります。任意保険はほどんど代わりませんが、車種によってはワゴンよりも安くなるものもあります。
たとえば人気車種のハイエースなどでは、ワゴンではなくあえてバンを購入してしっかり荷物を積んで移動できるようにするといったユーザーも多いですし、8人以上がしっかり乗車できるコミューター的な利用ならワゴンを選択するユーザーも多くなっており、やはり用途によってユーザーの選択が変わってくることがわかります。
装備品の視点から見ますとやはりワゴン車のほうが豪華なのは当然で、4ナンバーのクルマはどうしてもビジネスライクな装備と内装ということになってきてしまいます。
ただ、逆にこうしたビジネスライクな内装を好む層もいて、ひとそれぞれといった感じです。
乗り心地はやはり5ナンバー車のほうがソフトで乗用車的に利用することができますが、大人数で移動するのではなく、荷物も載せて移動手段としてしっかり確保していきたいと思うのであればバンを選択するのもお奨めです。
なによりバンタイプのクルマのほうがもともとの価格も安いので、中古車でもお手ごろなものを見つけやすいという利点もあります。
ただしビジネスユースに使ったクルマは走行距離も多く、それなりの痛みがあるクルマも多くなりますので、条件のいい上質なクルマを探すのには時間がかかることもあります。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
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軽1BOXタイプは商用バンを基本設計として開発している!
1BOXタイプで商用バンと乗用ワゴンの2車種が用意されている場合、そのほとんどが商用バンをベースに乗用ワゴンが作られています。
1BOXタイプはかつて商用バンしか販売されていませんでしたが、乗用ワゴンとして使うニーズが多かったことから、ラインナップに登場しました。
軽自動車ではダイハツがハイゼットを、スズキがエブリイを、ホンダがバモスを商用バンとして販売しており、それぞれの車種に乗用ワゴンが設定されています。
現在軽自動車の主流となっているのは、スーパーハイトワゴンやトールワゴンといった乗用に特化して開発されたワゴンタイプです。これらの人気車種がありながら、商用バンを乗用ワゴンに改良するのは車内空間が圧倒的に長いからです。
1BOXタイプはエンジンをフロントに置くFFワゴン系と違い、座席の下にレイアウトするキャブオーバー型なので、運転席と助手席をフロントぎりぎりまでせり出すことができます。結果として後部席に余裕ができ、荷室にも大きなスペースが生まれます。
1BOXタイプの欠点は、エンジンが座席の下にあるのでステップが高くなってしまうこと、後輪を駆動させるので燃費効率が悪くなってしまうこと、商用バンは遮音性が低いので車内にエンジン音が入ってしまうことなどがあります。
趣味性を求めるなら商用バンがオススメ!
以前はFFワゴンの方が車内高は高かったのですが、最近の1BOX乗用ワゴンは全高1.9mを超える車種もあり、FFワゴンに匹敵する車内高を確保、車内も豪華で先進予防安全装置を設定するなど、快適性や安全性でも引けを取りません。
1BOX商用バンは、本来配達などの業務を向上させるために荷室を広くとる設計が施されていますが、この広さはアウトドアを楽しむために道具を乗せたり車中泊をしたりするのに最適なスペースであることから、最近では趣味性を求めて1BOX商用バンを求める人が増えています。
メーカー側もそのニーズを把握しており、マイナーチェンジやフルモデルチェンジの際、荷室にユーティリティナットやホールを設けて改造しやすくしたり、アウトドアを充実させるためのオプションを用意したり、と1BOX商用バンの趣味性を高めています。
またハイグレードになると車内装備は乗用ワゴンとほとんど変わらず、シートも同一のタイプを使っているので快適な居住性を実現、荷室が広いので後部シートの背もたれをフルフラットにできるため、改造を施さなくても車中泊ができます。
乗用タイプのエクステリアについているシルバーメッキモールやアルミホイールなどの加飾がないこと、年に1回の車検が煩わしいこと、この2点がそれほど気にならなければ、乗用ワゴンよりも商用バンの方が経済的にもユーティリティ性能においても優位であるといえます。
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