その査定価格本当?スペーシアを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
スズキのスペーシアは全高1.7mを超すスーパーハイトワゴンです。軽自動車の主流がスーパーハイトワゴンになったことから開発されましたが、発売が2013年と遅く、すでにスーパーハイトワゴンのシェアを2分しているタントとN-BOXにやや遅れを取っている感があります。
しかし中古車になるとスペーシアは機能性や車内空間で2車種に匹敵する実力を持っており、さらに予防安全装置ではN-BOXを上回っていることから中古車市場では需要が多いため、買取価格は2車種と同程度で推移しています。
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スペーシアの買取事例・査定額
※買取相場は中古車買取最大手ガリバー の査定実績による(2017年7月時点)
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
スペーシア カスタムTS(レーダーブレーキサポート装着車) | 平成26年式 (2014年式) |
1万km | シルバー | 2017年2月 | 103.3万円 |
スペーシア X(デュアルカメラブレーキサポート装着車) | 平成28年式 (2016年式) |
1万km | Lブルー | 2017年2月 | 88.8万円 |
スペーシアX(レーダーブレーキサポート装着車) | 平成27年式 (2015年式) |
4万km | 茶 | 2017年4月 | 84.8万円 |
スペーシア G | 平成27年式 (2015年式) |
1万km | シルバー | 2017年2月 | 83.8万円 |
スペーシア カスタムTS | 平成25年式 (2013年式) |
4万km | ワイン | 2017年2月 | 77.6万円 |
スペーシア X | 平成26年式 (2014年式) |
4万km | パール | 2017年5月 | 68.5万円 |
スペーシア G(レーダーブレーキサポート装着車) | 平成27年式 (2015年式) |
3万km | Lブルー | 2017年4月 | 64.5万円 |
スペーシア カスタム(レーダーブレーキサポート装着車) | 平成26年式 (2014年式) |
6万km | 黒 | 2017年2月 | 62.5万円 |
スペーシア Xリミテッド | 平成26年式 (2014年式) |
4万km | パープル | 2017年5月 | 61.5万円 |
スペーシア X | 平成25年式 (2013年式) |
4万km | Lブルー | 2017年1月 | 59.4万円 |
スペーシア X | 平成26年式 (2014年式) |
6万km | Lグリーン | 2017年5月 | 46.6万円 |
スペーシアは2015年5月のマイナーチェンジでマイルドハイブリッドのS-エネチャージを搭載、オプションで軽自動車の予防安全装置としては最先端のデュアルカメラブレーキサポートを用意しました。
買取価格で高値をつけている要因はこの2つの機能で、車種によっては同グレードのタントやN-BOXを上回る結果になっています。
ただしカスタムは他の車種のように買取価格が高いわけではなく、やや安値傾向となっています。
スペーシアのカスタムはフロントマスクにメッキモールを増やし、バンパー回りのデザイン変更も行っていますが、やはり他のカスタムのようなシャープ感が薄いため若年層男性への訴求力が弱く、新車販売台数が少ないことや中古車市場であまり需要がないことなどが、買取価格安値傾向の要因です。
3年落ちスペーシアはグレードを問わず高値買取傾向
最高値はXグレードでデュアルカメラブレーキサポート装着車となっており、2016年式1万km走行で88.8万円の買取価格がついています。マイナーチェンジ以降のXを所有し、売却を考えているのであれば早いほど高値がつくといえます。
意外に健闘しているのがスペーシアのベーシックモデルとなるGグレードです。
2015年式と2年落ちながらXデュアルカメラブレーキサポート装着に近い83.8万円が最高値となっています。
走行距離1万kmと短いことも高値要因ですが、GでもXと同じマイルドハイブリッドシステムを搭載し、JC08モードは軽スーパーハイトワゴンではトップクラスの32.0km/Lを記録しているため、中古車市場での高い需要が買取価格に反映しているといえます。
2014年式までの平均的な買取価格は60万円前後です。走行距離3万km未満であれば平均以上は確実で、マイナーチェンジ前でもレーダーブレーキサポート装着車の場合、同グレードよりも2~3万円の上乗せが期待できます。
また走行距離3万km以上でも状態が良ければ大きな下落はありません。2014年式で走行距離6万kmのXリミテッドは57.4万円で買い取られた実績があります。
走行距離が5万km未満であれば50万円台は確実の5年落ちスペーシア
スペーシアは2013年に発売されているので5年落ちは初年度登録車になります。
一般的に5年落ち中古車は買取価格の大幅な下落が見られますが、スペーシアは初年度登録モデルでもJC08モードは29.0km/Lと好燃費を記録する機能を持っていることから比較的高値で推移しています。
走行距離5万km未満の平均買取価格は55万円前後で、走行距離4万kmのXは59.4万円の高値がつきました。また5万km以上でも一気に下落することはなく、6万km走行のXは45万円前後が買取相場となっています。
カスタムの買取価格はベースモデルとの新車販売価格差に留まっています。
2013年式で走行距離4万kmの最高額はTSの77.6万円、2014年式のハイグレードXSでレーダーブレーキサポートが装着されていても走行距離が5万kmを超えると下落傾向にあり、6万km走行の最高額は62.5万円でした。
スペーシアのカスタムは中古車市場でとくに人気があるというわけではないので、買取価格の下落推移は標準的といえます。
まとめ
経済性と利便性から中古車市場で人気のあることが高値買取につながっている形のスペーシアですが、発売から1度もフルモデルチェンジを行っておらず、新車からは新鮮味が薄れています。
ライバル車のタントやN-BOXもフルモデルチェンジの時期が近づいており、スペーシアも同時期になることは十分、予想されます。スズキは現行アルトで新型のプラットフォームを採用、大幅な軽量化を実現しました。次期スペーシアはこのプラットフォームで開発されることが確実視されており、現行車より大幅な性能向上が見込まれます。
現行車が中古車市場で人気があるといっても、フルモデルチェンジされれば3年落ち中古車が一気に下取・買取されるので当然、買取価格も大幅に下がってしまいます。高値売却を希望するならば、新型登場の情報を収集し、早めに決断することをお勧めします。
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現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
他車種の買取相場表
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