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買取業者による査定価格の算出方法

査定

買取業者の査定では車両本体(外装・内装・エンジン・足回り)、装備品、商品価値(タイヤ・走行キロ・車検残・自賠責残・修復歴等・その他)といった項目により加減点が行われます。実際の査定価格の算出方法をご紹介しております!

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買取業者による査定価格の算出方法

査定価格の算出方法 車を買取店に売却する際は、買取業者の担当者(査定士)による「査定」が行われます。

実際の査定では査定する人によって査定価格に大きくばらつきがでないように、あらかじめどうやって査定価格を算出するのかという基準が定められています。

この基準はJAAI(日本自動車査定協会)によって定められており、各買取業者の査定ではこちらの基準に準じた査定が行われています。それでは実際の査定価格の算出方法を見ていきましょう!

まず車には車種に応じて「クラス」が決められています。詳しくはこちら(車種別クラス分け表一覧)で解説しておりますが、国産車の場合は特C~軽まで8個のクラス分け、輸入車の場合は特~Ⅵまで7個のクラス分けがされています。

査定する車がどのクラスに属するかを調べ、市場で取引されている実際の小売価格を元に「基本価格」 が決定されます。基本価格が決定されればこの価格を基準として、個別の車の状態に合わせた査定を行っていきます。

車には「標準状態」という考え方があり、以下の6項目が標準状態であると決められています。

標準状態

  1. 外装・内装は無傷である
  2. エンジン・足回りは走行に支障なく良好であること
  3. 車検の残り月数は3ヵ月以内とする
  4. 走行キロ数は標準走行キロとする
  5. タイヤの残り溝は1.6mm(スリップサイン)以上あること
  6. その他、事故による修復歴、損傷減価要因、改造工作のないこと

※ 標準走行キロとは、1年1万キロが標準とされています。5年間所有した車であれば走行距離5万キロ程度が標準走行キロとなります。

以上の6項目が標準状態であるとされています。

次に、買取業者の査定士が車を実際に隅々まで点検(詳しくはこちら→査定士による中古車の検査手順)し、それぞれの項目と照らし合わせて「加減点」を行っていきます。加減点をイメージ化したものが下の図になります。

査定項目別の加点・減点の適用区分
  車両本体 装備品 商品価値
  外装
内装
電装 エンジン
足回り
タイヤ 走行
キロ
車検残 自賠責残 修復歴等 その他
加点    
加減点
なし
標準状態(基本価格)
減点    

黄色の背景の部分が上であげました6項目の標準状態です。標準状態は基本価格ですのでプラスマイナス0(加減点なし)となります。

どの項目も基本的には加減点がありますが、電装・修復歴等の項目には加点はありません。これはお分かりになると思います。(修復歴について詳しくはこちら ⇒ 修復歴車に該当するか要チェック!)また車検残・自賠責残はなくともマイナス査定にはなりません。

以上の表に標準状態6項目を照らし合わせて最終的な点数を決めていきます。例えば、標準状態では「外装・内装は無傷である」とされていますが、車のボディに傷がついていたりシートにやぶれがあれば減点となります。逆にタイヤが残り3mm以上残っているということであれば、「タイヤの残り溝は1.6mm(スリップサイン)以上あること」が標準状態とされていますから加点されるということになります。

実際にどういった加点や減点がされるのかについては、以下のページで詳しく解説しております。

以上のように、まずは「基本価格」を調べ、そこから査定士の査定による「加減点」が行われて最終的な「査定価格」が決定する!という流れになります。

ややこしいように思える査定価格の算出方法ですが、大きな視点で見ると意外と簡単な方法となっています。

ただし、例えば1番はじめに決定される「基本価格」ですが、これは査定を行う車種に対して買取業者の得意不得意にも影響される価格になりますので、買取業者によって同じ価格ではありません

また「加減点 」を行う実際の査定でも、標準化されているとはいえ人間が行うことですから、やはり査定士の技量や経験によっても異なってきます

結論から言いますと、"どこの買取業者でも同じような価格ではない!"ということです。A社では15万円しか値がつかなかった車が、B社では30万円になったということも十分にありえるのです。倍くらいなら普通にあります。

そのため車を売る際は1社の査定だけで売ってしまうのではなく、複数社に依頼して査定してもらうことが大切になるのです!ついでに価格交渉で買取価格を吊り上げればより高く売れます。

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