車買取業者の査定員とは

買取の際、実際に査定を行う査定員とはどういった仕事なのか?また資格取得方法についても解説しております!
査定士という免許
中古自動車査定士とは日本自動車査定協会が定めた民間の資格で、自動車販売店や買取店に所属する人たちの多くが所有しています。
この資格は中古自動車査定制度に基づいて、中古車の査定を行うために必要となります。査定士の免許は「小型車査定士」と「大型車査定士」の2つに分かれます。
いわゆる「小型車査定士」は普通車免許で運転できる範囲の自動車、「大型車査定士」は大型車の免許で運転できる範囲の自動車と捕らえることができます。
まず受験資格は「小型車査定士」は、普通第一種運転免許以上の免許所持者であること、自動車販売・整備の実務経験が6ヶ月以上であること、協会所定の3日間の研修を修了した者、「大型車査定士」は、大型一種運転免許以上の免許所持者、自動車販売・整備の実務経験が6ヶ月以上であること、協会所定の3日間の研修を終了した者となります。
ここで気をつけなければならないことは保持している免許の内容です。それだけでどちらの資格を受けられるのか決まってしまいます。
次に査定士になる条件は、「査定士技能検定試験に合格していること」「年齢が20歳以上であること」「古物営業法に基づく自動車販売店に所属していること」となります。
ここでは年齢と所属している会社によって違いが出てきます。まず「年齢が20歳以上であること」とありますが、免許を取得していても年齢が20歳に達していなければ受験することができません。
また「古物営業法に基づく自動車販売店に所属していること」とありますが、自動車関係の仕事に従事していなければ資格を取得することはできませんので注意が必要です。
そして、上記の内容をクリアしていれば年間2回行われる試験を受けることができます。この試験に合格すると晴れて査定士の免許を取得することができます。
査定に違いが出る理由
査定と聞くと自動車販売店や買取店などで金額にばらつきが出ますので査定方法を疑われることがありますが、査定士が所属している自動車販売店や買取店では会社ごとに基準を設けていることがあります。
そのため、よくあることがトヨタ車をトヨタで査定してもらったときとホンダで査定してもらったときでは査定価格に20万円もの差が出たというようなことです。
これは、自社のブランドであることと自社であるがゆえに高く売ることができるということも考えられます。また買取店などは更に査定価格が高くなる可能性がありますので一箇所だけに査定を任せないようにしましょう。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!