めんどくさいから先に車を高く売る方法教えて!

- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
(@car_kaneko)
車を高く売る方法の理屈や知識は置いといて先に実際のやり方を教えてほしい方のために作成したページです。一括査定サイトを利用して高値を引き出しましょう!
本題に入る前に、車を高く売ることができる2種類のサービスをご紹介しておきます!
公式:【カーネクスト】
自分で複数の買取業者を競争させるならこれ!
公式:ユーカーパック
自分で競争させる必要なし!オークション形式で自動的に価格を上げるならここ!
私は人に物事をわかりやすく説明することが大好きですが、世の中には「説明はいいから先に車を高く売る方法教えてよ!」という方もたくさんいらっしゃると思いますのでこちらのページでは、「結局、こうすれば車が最も高く売れます!」という方法をご紹介したいと思います。
ご紹介の途中で「なんで?これで高く売れるの?」と疑問に思った方は、STEP1:なぜ買取査定なら高く売れるのか?、STEP2:逆になぜ下取りでは高く売れないのか?で詳しく解説しておりますのでご参照くださいませ。
それでは、車を高く売る方法をご紹介いたしますm(_ _)m
高く売るためには複数社に見積もりをとる!

難しいことは抜きにしてとりあえず車を高く売りたい方は、まずは複数の買取業者に見積もりをとることが大切です!
見積もりをとった方がいい買取業者はシェア順に、ガリバー
・ビッグモーター・ラビット・T-UP(トヨタ系)・アップル・カーチスなどのすべてに連絡して....なんて手間がかかりすぎますよね(^^;)
今はインターネットで簡単な項目を入力すればすぐに複数業者に一括で見積もりがとることができますので、便利なサイトをご紹介しておきます。
こちらのサイトでは先にあげました大手買取業者をはじめ、最大10社の買取業者に一括で見積もりをとることができます!手間はほとんどかかりません。
車種名や年式、走行距離などを入力してポチッとクリックすれば、一斉に売りたい車の情報を買取業者へ流すことができ、おおむね5分程度で複数社からの見積もりが電話かメールで送られてきます。
しかしここででる買取価格はあくまでも"概算"ですので、実際の買取価格を知るためには実際に査定員に来てもらって、実車を詳しく査定してもらう必要があります。
概算の見積もりが高くても実際の買取価格は安かったり、逆に概算の見積もりが安くても実際に査定してもらうと逆に高くなったりもしますので、概算価格を鵜呑みにしないようにしましょう!
上記の一括見積サイトでは最大10社から見積もりがでますので、すべてに連絡をとっていては手間がかかりすぎますから、高値をだしてきた3~5社に絞って連絡をとります。
連絡は向こうからしてくれますので、待っておくとよいでしょう!ちなみに候補の中に買取最大手のガリバー
は入れておいたほうがいいと思います。
買取業者から連絡がきたら、売りたい車を実際に見に来てもらう日時を設定して、順番に実際の買取価格を出してもらいます。
この時買取価格に満足したとしても即決を迫られたとしても、絶対にその場で決めてはいけません!
おそらく「今決めてくれたら5万円UPで!」などの甘いうたい文句があるはずですが、後でどうとでもなりますので、丁重にお帰りいただきましょう!
すべての会社の査定額を聞いたら、「これからじっくり検討させていただきます」と伝えて、営業マンにはいったん帰ってもらい、あとから電話で交渉する、というのが基本のやり方です。
業者間で価格競争させる!

さあここからが本番です!3社~5社の実際の買取価格が集まったら、買取業者間で価格競争をさせます!例えば以下のような感じです。
A社:95万円 / B社:100万円 / C社:105万円 / D社:80万円 / E社:85万円
このような形でそれぞれの買取価格が集まっていたとします。
まずはD社とE社は買取価格がかなり安いので、一旦候補から外します。残るA~C社で価格競争をさせます。
今の段階でC社が105万円と最も高値をつけていますが、この金額が限界の価格なのかまだ余裕がある価格なのかはわかりません。
A社、B社についてもそうです。買取価格UPを要求された時のために余裕のある金額を出してきているのかもしれません。
まず、A社とB社に「貴社よりもっと高い査定額を出した会社があるのですが…」と伝えます。
その際、ほぼ必ず「いくらでしたか?」と具体的な金額を聞かれると思いますが、それを言うのは原則NGです。
というのも、たとえば「C社は105万円でした」と正直に伝えてしまうと、A社とB社は「では、うちは107万円で買い取ります!」というように、C社の査定額にほんの少し上乗せしただけの金額を提示してくることになるからです。
つまり、C社の査定額を基準とした交渉になってしまいます。
しかし、買取店には実はもっと余力があるかもしれません。実際、車買取店の利益率はかなり高く、買い取られた車は売った人が驚くような高値で販売されることが多いのです。
といっても、車買取が悪徳ビジネスというわけでは決してありません。車買取業は経費がかかるため、あまり高額買取しすぎるのも経営に支障をきたします。
それでも、最初の査定額はかなり低めに出していると思っていいでしょう。言葉は良くありませんが、「この金額で納得してくれたらラッキー」という様子見の金額なのです。
そこで、A社とB社にはC社の査定額を伏せたまま、「早めに結論を出したいので、貴社の限界額を提示していただけませんか?」と持ちかけます。
そうなると具体的な基準となる数字がないわけですから、A社とB社は懸命に探りを入れつつ、「それでは110万円で!」というふうに価格をつり上げてくれます。
そうしたら、今度はC社に連絡します。そして「ほかの店が、貴社より高い査定額を出してきたのですが…」と交渉してみます。
C社が「108万円ならなんとか…」と言ってきたら、「すみません、他店はもう少し高かったんです」と答えましょう。そうして交渉していくと、C社は110万円を超える金額を提示するしかなくなります。
車買取の交渉は、基本的に上記のやりとりの繰り返しです。
ただし、この方法は人によっては難易度が高いかもしれません。他社の査定額を頑固に伏せたまま価格をつり上げさせるのは、かなりの胆力とテクニックが必要だからです。
慣れた人であれば、上記の交渉を何度か繰り返して、各社が「うちではもうこれ以上はムリです!!」と泣きを入れるところまで価格をつり上げさせるのですが、初めて車を売る人に、そんな鬼のような交渉をしろというのも酷かもしれません(^^;)
しかし、どの買取店も最初に出してくる査定額は様子見であることは確かですので、1回目の電話交渉では他社の査定額を具体的に言わないことだけはがんばって徹底して、なるべく価格をつり上げてもらうことをおすすめします。
ただし、買取店にとって他社の金額をまったく言わないで交渉してくるお客さんは手ごわい人、いい方を変えれば面倒な人でもありますから、店によっては途中で交渉の舞台から降りてしまうこともあるかもしれません。
その場合は、あくまで粘ってくれる買取店だけを相手に交渉をして、最低でも「最初の最高査定額+10万円」は引き出すようにがんばってください。
交渉が得意な人であれば、プラス30万円くらいはつり上げられる可能性も十分あります。とくに人気の高い車は、どの買取店も積極的に買い取りたがりますから、とんとん拍子でアップしていくことも少なくありません。
「このへんが引き際かな」という見極めのポイントは、買取店が数千円単位でしか金額を上乗せしてこなくなった時です。
こうなると、もうそれ以上大幅なアップは見込めませんので、キリのいいところで手を打つようにしましょう。
最終的には、「実は貴社の対応が1番良かったので、もう少しアップしてもらえたらここで今すぐ決めたいんですけれど…」という決め文句で、最後の一押しをしてみてください。
まとめ
以上が、車を高く売る方法の解説になります。
車の査定は、各業者に直接依頼することもできるのですが、一括査定サイトを通したほうがその時点で他社との競争が起こるため、どの業者も最初からある程度本気で勝負をかけてきます。
実際、車買取業界では「ネットから来たお客さん」がもっとも知識を身につけている手ごわい相手なのです。
「看板を見かけたからなんとなく入ってみましたー」というお客さんと比べると、最初の査定額が数万円違うことも普通にあります。
せっかく愛車を売るなら、かならず一括査定サイト経由で申し込み、そこから先は上記の手順でうまく交渉を進めてみてください。
こちらページだけを読んでかんたん車査定ガイドを利用して車を売るのも良し、下記のSTEP1やSTEP2を勉強してから売るも良しです。
車を高く売る方法まとめ
- STEP1:なぜ買取査定なら高く売れるのか?
- STEP2:逆になぜ下取りでは高く売れないのか?
- STEP3:めんどくさいから先に高く売る方法教えて!
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!