「車が本当に必要なのかどうか」を考える！

車を売る理由として、「あまり乗らなくなったから」というものがあります。

しかし、まったく乗らないわけでもない以上「売ってしまったら後悔するかも…」と考えてしまうのも無理はありませんよね。

その場合、以下のポイントを踏まえて決断してみましょう。

ほかの交通手段で代用できるかどうか？

車がなくても、電車やバスで十分に移動できるかどうか、また近くにスーパーなどがあるかどうかによっても事情は異なってきます。

まずは自分の生活環境をよく考え、車がなくてもやっていけそうかどうかを冷静に考えることが大切です。

もし「少し面倒にはなるけれど、車がなくても何とかやっていける」のであれば、思い切って手放したほうが車の維持費もかからずに済みます。

今後、使用頻度が上がる可能性があるかどうか？

今はあまり車を使わないけれど、今後子どもの送り迎えや仕事などで車を頻繁に使う可能性が濃厚な場合は、あわてて売らないほうがいいかもしれません。

逆に、今後も生活が大きく変わる予定がないのであれば、少しでも早いうちに売ってしまったほうが買取価格も高くなります。

車は1日1日価値が下がっていくものですので、使わないのにいつまでも所有しているのは得策ではありません。

「やっぱりいらないや」と思って手放した時には、かなり低い価格で買い取られてしまう可能性もありますし、それまでの間、自動車税や車検代などもムダに支払い続けることになります。

そして、「車はあまりに乗らないと劣化しやすい」ということも覚えておきましょう。

どんな機械にもいえることですが、車も適度に使わないとエンジンの調子がおかしくなりますし、タイヤなどのパーツも劣化しやすくなります。

つまり、あまり乗らない状態は車にとっても良いことではありませんので、「もっと車を必要とする人に譲る」という考え方も必要です。

車を所有するだけの経済的なゆとりがあるかどうか？

車を手放す理由としてもっとも多いのが、経済的な事情です。

車は購入時の費用だけではなく、所有するだけでさまざまなランニングコストがかかります。

たとえあまり乗らなくても、毎月の駐車場代や毎年の自動車税、そして2年に1度の車検代などは必ずかかってくるものです。また任意の保険料もありますし、ローンを組んでいるなら毎月の支払いもあります。

これらの費用を年間で計算してみると、数十万になることも少なくないはずです。

参考：軽自動車と普通車の1年間にかかる維持費比較

「あまり乗らないのに、これだけの金額を払っているのはどう考えてももったいない！」という人や、「車がなければもう少し家計にゆとりができるのに…」という人は、思い切って車を売ったほうが良い選択になることが多いでしょう。

ちなみにローンが残っている車でも、買い取ってもらえる可能性は十分にあります。

最近は、気軽に車を借りられるカーシェアリングなども普及していますから、いざ車が必要になった時はそういったサービスを利用したほうがずっと経済的です。

もし車が絶対に必要ということであれば、普通車を売って、よりランニングコストの低い軽自動車に乗り換えるという方法もあります。

いずれ近々買い替えることになるのかどうか？

今ある車を売って、新しい車に乗り換えることを考えている人も多いと思います。しかし、それはそれで「まだ早いだろうか…」「やっぱりこのまま乗りつぶしたほうがいいのかも…」という悩みが出てくるものです。

そんな時は、「遅かれ早かれ買い替えることになるのかどうか？」をしっかり考えてみることをおすすめします。

どんな車でも、価値はどんどん下がる一方ですから、結論を先延ばしにしている間に愛車の買取価格は低下の一途をたどります。

その間、走行距離は増えていきますし、故障も起こりやすくなってくるでしょう。

もし今ある愛車を最後に車自体を手放すのであれば、少しぐらい調子が悪くなっても乗りつぶす人が多いと思いますが、次の車を買い替えるならその費用のことも考えなくてはいけません。

次の車の購入費用を少しでも浮かせるためにも、どうせ近々買い替えるならなるべく早めに売ってしまったほうがいい場合もあります。

ただし「売るべきタイミング」を見極めることは必要です。

たとえば車検に通したばかりなら、もったいないからという理由であと2年間は乗りたくなるでしょう。

ですから、できれば「次の車検が来る前」や、「自動車税が課税される前（毎年3月まで）」に売ってしまうのが一番です。

いずれにしても、今の愛車の査定額を調べることが必要になってきますので、まずは買取店から見積もりをとることをおすすめします。

その価格をもとに、買い替えるべきか乗り続けるべきかを判断すれば後悔は少なくなるはずです。

その際、なるべく複数の業者に査定してもらったほうが業者間での価格競争が起きるため、査定額が高くなる可能性があります。

一括査定サイトなどを活用して、いくつかの買取店に見積もりを出してもらいましょう。

まとめ

車を売るかどうか悩んでいる方のために、後悔しない決断方法についていくつかご紹介しました。

いずれにしても、まずは「売ろうと思う理由」について改めて掘り下げてみることが大切です。

「また車を頻繁に使う時がくるのか？」「ランニングコストをねん出し続けられるのか？」「どうせ近々買い替えることにならないのか？」などをしっかり考えてみましょう。

その際、「今は使わないけれど将来はもしかしたら使うかも」とか、「今は経済的に苦しいけれど今後はラクになるかも」など、根拠に乏しい青写真は描かないこともポイントです。

ほぼ確実にそうなるとわかっているのでない限り、「やっぱりいらなかった」ということになる可能性が大ですので、愛車の価値が下がりきってしまう前に早めに買い取ってもらうことをおすすめします。

あなたに合った売却方法は？

※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう！