その査定価格本当?コペンを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
ダイハツのコペンは2人乗り軽オープンモデルです。前輪駆動なので純粋なスポーツカーというよりはスタイリッシュに乗れることを目的に開発されており、とくに運転スキルを求められないことから女性にも人気の高いモデルとなっています。
初代は2002年から2012年まで販売後、生産終了となりましたが販売を望む声が多かったことからダイハツは新設計の2代目を2014年に発売しました。初代、2代目ともに中古車市場で人気車種となっているため、買取相場は高値推移を続けています。
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コペンの買取実例・査定額
※買取相場は中古車買取最大手ガリバー の査定実績による(2017年7月時点)
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
コペン セロ S |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | 黄色 | 2017年5月 | 139.4万円 |
コペン ローブ S |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | パール | 2017年4月 | 126.0万円 |
コペン アクティブトップ |
平成23年式 (2011年式) |
1万km | 黒 | 2017年7月 | 112.0万円 |
コペン ローブ |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | 黒 | 2017年3月 | 111.6万円 |
コペン アルティメット エディション S |
平成23年式 (2011年式) |
5万km | パール | 2017年7月 | 106.0万円 |
コペン ローブ |
平成26年式 (2014年式) |
3万km | 黒 | 2017年4月 | 93.0万円 |
コペン アクティブトップ |
平成22年式 (2010年式) |
1万km | パール | 2017年3月 | 81.8万円 |
コペン アルティメット エディション Ⅱ |
平成21年式 (2009年式) |
7万km | 赤 | 2017年4月 | 76.0万円 |
コペン アルティメット エディション |
平成18年式 (2006年式) |
5万km | パール | 2017年4月 | 75.0万円 |
コペン アルティメット エディション Ⅱ |
平成21年式 (2009年式) |
7万km | 黄色 | 2017年4月 | 65.4万円 |
コペン 2th アニバーサリー |
平成17年式 (2005年式) |
6万km | 緑 | 2017年5月 | 54.0万円 |
コペン アルティメット エディション Ⅱ |
平成21年式 (2009年式) |
11万km | パール | 2017年4月 | 47.4万円 |
コペン ファースト アニバーサリー |
平成16年式 (2004年式) |
7万km | パール | 2017年5月 | 44.0万円 |
コペン アクティブトップ |
平成14年式 (2002年式) |
6万km | 緑 | 2017年7月 | 35.0万円 |
コペン アクティブトップ |
平成14年式 (2002年式) |
12万km | 赤 | 2017年5月 | 14.2万円 |
初代モデルはすでに絶版のため中古車市場では希少性が高くなっており、初代であれば初年度登録となる2002年式でも査定額がつく状況となっています。
スタイリッシュに乗る2シーターオープンといってもツインスクロールターボの直列4気筒を搭載しており、現行モデルにはない強いトルクと滑らかさが備わっています。
さらにボディカラーはクリア塗装を2回繰り返す5層が施されており、最終仕上げはダイハツ社内の技能認定制度2級以上の有資格者が最終調整するというプレミアム感満載の車種でした。
このプレミアム感が希少性となって、5年落ち以上になっても初代と変わらぬ高値買取が実現しています。
3年落ち現行モデルのコペンは90~110万円が買取相場
3年落ち車種は2代目となる現行モデルが対象となっています。
基本となるコペンのモノコックに外板を変えて装着、個性の異なるタイプを用意していることが特徴で、初代のようなプレミアム感はないものの、カジュアルに2シーターオープンを楽しめるように設計されています。
最高値がついたのは7速スーパーアクティブシフト付きCVTが用意された2016年式走行距離1万kmセロSの139.4万円でした。
新車販売価格は約210万円なので60万円しか落差がありません。ただし2014年式走行距離3万kmのローブになると93万円まで下がり、新車販売価格の約半額が査定額となっています。
グレードやタイプによって若干異なりますが、走行距離3万km以内であれば90~110万円が相場となります。
なお、セロSが高値査定になるのは販売価格だけでなく、ヘッドライトを丸目にしてエクステリアを初代に似せていることも要因のひとつとなっています。
初代モデルの5年落ちコペンは現行モデル並みの高い査定額
5年落ち10年未満の車種は初代が対象となります。
販売期間の間、一度もマイナーチェンジを行わずモノグレードだったので査定は年式や走行距離、状態の良し悪しといった総合的なポイントで順当に決まっています。
ただし10年の間に特別仕様車が多く販売されており、これらの車種はさらに希少性が濃くなることから通常仕様車よりもやや高値がついています。
最高値は2011年式走行距離1万kmと状態の良いアクティブトップ112万円、次いで同年式走行距離5万kmの特別仕様アルティメットエディション Sの106万円でした。
走行距離6~7万kmで7~8年落ちであれば普通の状態でも60~80万円が買取相場となります。
10年落ちコペンは10万km超でも査定額が十分期待できる
10年落ち以上はすべて初代となります。2006年式とすでに11年が経過している走行距離5万kmのアルティメットエディションには75万円、15年落ちとなる2002年式走行距離12万kmのアクティブトップでも14.2万円の査定額がついています。
一般的にはまったく査定額がつかない低年式過走行車であっても初代は中古車市場で需要があるという証です。
査定基準では査定額がつかない車種ということは買取業者が再販価格を想定して査定額をつけるため、買取業者によって大きく異なります。
したがってネットの 一括査定サイトを利用して、軽自動車専門やスポーツカー専門業者も含め、できるだけ複数の業者に査定依頼する方が高値交渉を行えます。
まとめ
コペンは実用性がほとんどない趣味性の高い車種です。
買い物に使ったり家族を迎えに行ったり、といった利用方法ではなく休日のドライブが主体となるので走行距離が伸びずリセールバリューが高くなります。
2代目のモデルチェンジは当分の間は予定されておらず、また初代モデルはさらに希少性が上がるため、決まった売り時はなく、いつでも高値買取が期待できます。
とはいえ、車はコペンに限らず走行しない期間が長くなると調子が悪くなり、維持費もかかります。
自分自身の趣味性が薄くなったり実用的な車種が欲しくなった時は早めに売却した方が賢明です。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
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