その査定価格本当?ロードスターを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
マツダのロードスターはライトウェイトスポーツカーと2シーターオープンカーの魅力を兼ね備えた日本で唯一の車種です。
1989年当時、小型2人乗りオープンスポーツカーの本場であるイギリスの自動車産業が斜陽化、このカテゴリーの車種は新型車がほぼ絶命状態でした。
ロードスター登場後はメルセデス・ベンツやBMWなど大手メーカーが次々とこのカテゴリーに参入したことで市場が活性化しました。
ロードスターは利便性がなく趣味性が高い車種なので、ユーザーは「ちょっと乗ってみたい」という欲求から購入、趣味性が満足すれば買取に出し、中古車市場でも比較的早く売れるという独特のサイクルを持っており、リセールバリューの高い車種となっています。
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ロードスターの買取実例・査定額
※買取相場は中古車買取最大手ガリバー の査定実績による(2017年7月時点)
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
ロードスターRS | 平成28年式 (2016年式) |
1万km | 赤 | 2017年8月 | 187.4万円 |
ロードスターRS | 平成28年式 (2016年式) |
2万km | シルバー | 2017年4月 | 178.4万円 |
ロードスター S レザーパッケージ |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | ガンM | 2017年8月 | 171.3万円 |
ロードスター S レザーパッケージ |
平成27年式 (2015年式) |
1万km | パール | 2017年8月 | 162.7万円 |
ロードスター S スペシャルパッケージ |
平成27年式 (2015年式) |
4万km | 白 | 2017年8月 | 152.7万円 |
ロードスター RS | 平成26年式 (2014年式) |
5万km | 紺 | 2017年5月 | 130.2万円 |
ロードスター RS | 平成23年式 (2011年式) |
2万km | ワイン | 2017年8月 | 120.0万円 |
ロードスター RS RHT |
平成22年式 (2010年式) |
4万km | パール | 2017年7月 | 115.6万円 |
ロードスター VS RHT |
平成21年式 (2009年式) |
5万km | 黄 | 2017年3月 | 98.0万円 |
ロードスター RS RHT |
平成20年式 (2008年式) |
6万km | シルバー | 2017年7月 | 79.6万円 |
ロードスター RS | 平成17年式 (2005年式) |
4万km | 白 | 2017年4月 | 58.4万円 |
ロードスター RS RHT |
平成21年式 (2009年式) |
13万km | 黄 | 2017年5月 | 52.4万円 |
ロードスター RS RHT |
平成19年式 (2007年式) |
12万km | 青 | 2017年7月 | 42.6万円 |
ロードスター SP | 平成12年式 (2000年式) |
6万km | シルバー | 2017年7月 | 42.4万円 |
ロードスター RS | 平成13年式 (2001年式) |
7万km | Dグリーン | 2017年6月 | 31.0万円 |
ロードスター RS | 平成12年式 (1998年式) |
10万km | ゴールド | 2017年3月 | 12.4万円 |
ロードスターはこれまで4代販売されています。3代目こそ3ナンバーになってやや重量増となったものの、基本的には軽量で優れた操縦性を持つオープン2シーターです。
一般的にライトウェイトスポーツカーは中古車市場で希少性が高まるため、査定額は高値安定傾向にありますが、ロードスターは大量生産され、現在も進化し続けているので希少性はなく、一般的な高レベル査定額の車種と考えておいた方が無難です。
ただし2代目で受注生産されたクーぺは販売台数が極端に少なく、中古車市場にほとんど出回っていないのでプレミアムの査定額が期待できます。
とくに200台限定のCOUPE TYPE Aや1.8Lエンジンを搭載したCOUPE TYPE Bは高値確実なので、ネットの一括査定サイトを利用し、スポーツカー専門の買取業者を含めた複数業者に査定依頼することをお勧めします。
すでに買取相場が確立された3年落ち4代目ロードスター
3年落ち車種は2015年から販売されている4代目現行モデルが対象となります。
趣味性が高い車種だけにすでに多くの車種が買取に出されており、150~180万円の買取相場が確立しています。
最高値は2016年式走行距離1万kmのRSで187.4万円の査定額でした。RSの新車販売価格は約319万円なので、下落率は高水準にあるといえます。
RSはトランスミッションが6MTのみで車両重量を990kgに抑えた走行性能重視モデルです。
中古車市場でリセールバリューが高いのはむしろ豪華仕様のレザーパッケージやスペシャルパッケージで、査定額の下落幅もRSより少なくなっています。
買取業者と交渉する際、これらの車種のユーザーは特色をアピールすることで査定額が高くなる可能性があります。
5年落ち3代目ロードスターは現行モデルよりも高値がつく可能性あり
5年落ち10年未満の車種は2005年から2015年まで販売された3代目が対象となります。
3代目は歴代モデルの中で唯一2.0Lエンジンを搭載、ボディ幅も3ナンバーになることから(現行モデルのRFを除く)現在でもファンが多くいます。
その影響もあって査定額は高値で推移しています。
ただし3代目はロードスター買取のボリュームゾーンとなるため、年式や走行距離、状態によって上下幅があります。
最高値は2011年式走行距離2万kmの120万円、安値は走行距離7~8万kmでも30万円台まで下がります。高値売却を期待するなら前述したクーぺ同様、複数の買取業者に査定依頼してください。
10年落ち初代ロードスターはレストアという選択肢もある
10年落ち以上の車種は3代目以前が対象となります。
3代目や2代目であれば多少、走行距離が伸びていても15~35万円の査定額が期待できますが、1989年から1998年まで販売された初代はほとんど査定額がつきません。
廃車前提で買取業者と交渉するか、もしくはマツダのレストアサービスを受けて長く乗るという選択肢があります。
マツダは初代ロードスターのファンが多いことから2018年初頭よりレストアサービスを開始、合わせて復刻パーツの販売も行います。
メーカー主導でレストアサービスを行うのは珍しい取り組みです。
趣味性が高いため早く手放すユーザーがいる一方で、ロードスターにはコアなファンが存在し、マツダが愛着を持っている車種という証でもあります。
まとめ
ロードスターはフルモデルチェンジのスパンが長い車種です。現行モデルは2015年の発売なので当分は査定額に大きな変動はないと予想されます。
また歴代モデルにはそれぞれコアなファンがいるので、3代目以前の車種も買取相場が変わることはありません。運転を存分に楽しみ、趣味性が満足された時が売却の旬となります。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
他車種の買取相場表
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