その査定価格本当?エスティマを売る際の買取相場表
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
トヨタのエスティマはアルファードやヴェルファイアと共通のプラットフォームで開発されたフルサイズのミニバンです。
初代より採用されているモノフォルムのエクステリアは2006年に発売された3代目にも継承されており、スタイリッシュなデザインが一般的なミニバンのスタイルに物足りなさを感じるユーザーから高い支持を集めています。
3代目はすでに11年を経過したロングセラーモデルですが、古さをまったく感じさせないデザインであることから中古車市場でも人気車種になっています。この影響でミニバンの中では高値買取の対象車種となっています。
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エスティマの買取実例・査定額
※買取相場は中古車買取最大手ガリバー の査定実績による(2017年7月時点)
車種・グレード | 年式 | 走行距離 | カラー | 査定時期 | 査定額 |
---|---|---|---|---|---|
エスティマ アエラス プレミアムG |
平成28年式 (2016年式) |
1万km | パール | 2017年8月 | 275.5万円 |
エスティマ アエラス プレミアム |
平成28年式 (2016年式) |
3万km | パール | 2017年9月 | 244.6万円 |
エスティマ アエラス | 平成28年式 (2016年式) |
1万km | 黒 | 2017年9月 | 236.1万円 |
エスティマ アエラス レザーパッケージ |
平成28年式 (2016年式) |
3万km | パール | 2017年8月 | 202.8万円 |
エスティマ アエラス プレミアムエディション |
平成26年式 (2014年式) |
2万km | 黒 | 2017年8月 | 192.9万円 |
エスティマ アエラス プレミアムエディション |
平成26年式 (2014年式) |
4万km | 黒 | 2017年9月 | 182.4万円 |
エスティマ アエラス プレミアムエディション |
平成25年式 (2013年式) |
5万km | パール | 2017年9月 | 165.3万円 |
エスティマ アエラス | 平成25年式 (2013年式) |
7万km | パール | 2017年9月 | 156.7万円 |
エスティマ アエラス | 平成25年式 (2013年式) |
10万km | 黒 | 2017年9月 | 140.9万円 |
エスティマ アエラス レザーパッケージ |
平成22年式 (2010年式) |
3万km | パール | 2017年9月 | 130.7万円 |
エスティマ 2.4アエラス Gエディション |
平成24年式 (2012年式) |
7万km | 黒 | 2017年5月 | 103.7万円 |
エスティマ アエラス | 平成21年式 (2009年式) |
6万km | パール | 2017年5月 | 90.4万円 |
エスティマ 2.4アエラス Gエディション |
平成19年式 (2007年式) |
5万km | 黒 | 2017年6月 | 72.2万円 |
エスティマ アエラス Sパッケージ |
平成18年式 (2006年式) |
5万km | パール | 2017年8月 | 65.5万円 |
エスティマ 2.4アエラス Gエディション |
平成20年式 (2008年式) |
12万km | パール | 2017年8月 | 18.8万円 |
現行モデルとなる3代目はロングセラーというだけでなく、その間、3度のマイナーチェンジを行っていることもトヨタ車としては珍しいことです。
2016年のマイナーチェンジではフェイスリフトを実施、ロアグリルを最近のトヨタ車のアイコンとなっているワイドな台形にして押し出し感を強めました。
エスティマは10年落ち以上の車種でも現行モデルになることからマイナーチェンジによって微妙に型落ち感が発生し、買取相場に影響を与えています。
3年落ちエスティマは下落率が小さく高値で推移
3年落ち車種は最新の第4期と2012年5月にマイナーチェンジした第3期のモデル一部が対象になります。
最高値は第4期となる2016年式走行距離1万kmのエスティマ アエラスプレミアムGで275.5万円の査定額がつきました。
新車販売価格が約370万円なので下落率は平均を大きく上回っています。第4期モデルで走行距離3万km以内であれば220~250万円が買取相場となります。
2014~2015年に販売された第3期モデルの買取相場は走行距離3万km以内であれば150~180万円が中心価格帯となっています。
なお、第3期モデルで高値にランクされているアエラスプレミアムエディションは特別仕様車です。
査定におけるプラス要素になるので、買取業者と交渉の際は強くアピールすることで高値売却が期待できます。
マイナーチェンジの影響が少ない5年落ちのエスティマ
5年落ち以上10年落ち未満の車種は第3期と2008年にマイナーチェンジした第2期モデルが対象となります。
第3期モデルは3年落ち車種の買取相場と大差なく、また走行距離が5万km前後でも査定に影響はしません。
2013年式のスタンダードなアエラス走行距離10万kmが140.9万円で買い取られた実例があります。
5~6年落ちで走行距離7~8万km以内であればモデル期に関わらず100~120万円が買取相場の中心価格帯となります。
ただし、間もなく10年落ちに突入という年式は一気に買取相場が下がるので、この年式に該当する車種を売却予定のユーザーは早めに買取業者と交渉することをお勧めします。
10年落ち以上のエスティマは現行モデルであれば高値も期待できる!
10年落ち以上の現行モデルは第1期が対象です。中古車市場のフルサイズミニバン人気の影響で状態が良く走行距離5万km以内であれば買取価格がつきます。
2007年式で走行距離5万kmの2.4アエラスGエディションには72.2万円の査定額がつきました。
しかし10年落ち車種は基本的に査定額がつかないので、需要次第で買取価格が決まります。
とくに走行距離が10万km超の2代目以前になると10万円台まで落ち込む可能性があります。
ネットの一括査定サイトを利用してミニバン専用の買取業者も含め、複数業者に査定依頼することが少しでも高値を引き出すコツです。
まとめ
エスティマは5ナンバーサイズも含めた現在のミニバン市場で、珍しくスタイリッシュなエクステリアを保っている車種です。
シルバーモールを多用したフロントマスクのミニバンに馴染めないユーザーの獲得に成功していますが、やはり市場的にはニッチで、アルファードとヴェルファイアの販売が好調なトヨタとしてはどこまでエスティマに力を注ぐのか不明な部分があります。
さすがに第5期のマイナーチェンジはないと予想できるので、次に登場するモデルは当然、新型となりますが、現段階ではニューモデルの噂もありません。
したがって買取相場に大きな変動は当分ありませんが、ニューモデルが登場すれば型落ち感が強くなって買取価格は一気に下がります。
エスティマのニューモデル情報はつねに収集しておくことが買取相場変動の対処法です。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!
他車種の買取相場表
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