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その査定価格本当?フォルクスワーゲン ゴルフを売る際の買取相場表

ゴルフ

フォルクスワーゲンのゴルフは日本に輸入される外国車の中でもっとも販売台数の多い車種です。

日本自動車輸入組合が行っている車種別販売台数では1988年の調査以来、2015年まで首位を保ち続けました。初代は1974年に登場、現行モデルは7代目で2012年に発売されました。

初代は全長3725mm、全幅1610mmとコンパクトサイズだったボディは7代目で全長4255mm、全幅1799mmまで広がり、欧州市場激戦区のCセグメントでBMW1シリーズやメルセデス・ベンツAクラスと販売台数を競っています。

国内買取相場においてはネームバリューに反して安値安定傾向となっています。

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ゴルフの買取実例・査定額

車種・グレード 年式 走行距離 カラー 査定時期 査定額
ゴルフ R 平成25年式
(2013年式)
2万km 2017年5月 193.9万円
ゴルフ R 平成23年式
(2011年式)
4万km 2017年5月 162.9万円
ゴルフ R 平成24年式
(2012年式)
6万km 青M 2017年4月 143.2万円
ゴルフTSIハイライン
ブルーモーション
平成27年式
(2015年式)
2万km 2017年8月 126.2万円
ゴルフ GTI 平成24年式
(2012年式)
3万km パール 2017年4月 113.5万円
ゴルフTSIハイライン
ブルーモーション
平成26年式
(2014年式)
1万km シルバー 2017年6月 102.3万円
ゴルフTSIトレンドライン
ブルーモーション
平成25年式
(2013年式)
2万km 2017年4月 88.8万円
ゴルフ GTI 平成23年式
(2011年式)
6万km 2017年8月 72.6万円
ゴルフR32 平成18年式
(2006年式)
5万km 2017年6月 68.5万円
ゴルフTSI
ハイライン
平成23年式
(2011年式)
4万km 2017年5月 47.7万円
ゴルフ GTI 平成19年式
(2007年式)
7万km 2017年5月 40.0万円
ゴルフTSI
コンフォートライン
平成23年式
(2011年式)
6万km 2017年4月 29.0万円
ゴルフTSI
トレンドライン
平成20年式
(2008年式)
5万km 2017年4月 12.2万円
ゴルフ GL i 平成18年式
(2006年式)
7万km 2017年7月 8.5万円
ゴルフ E 平成19年式
(2007年式)
5万km 2017年4月 6.1万円

買取相場で上位につけているのは、いずれもスポーツモデルです。

R32は1997年から2006年に渡って販売された5代目からのスペシャルモデルでV型6気筒250PSを搭載、2008年から2012年に販売された6代目のRは直列4気筒に変更されましたが馬力は270PSまで引き上げられました。

現行モデルのRはさらにパワーアップ、310PSを発揮します。

GTIは1974年の初代発売から販売しており、歴代ゴルフのホットハッチ版として知られています。

ラジエターグリルをハニカム模様にして差異化を図っており、現行モデルには220PSの強力な直列4気筒が搭載されました。

ハイスペックな分、一般グレードよりも高価ですが新車販売価格からの下落率は反比例して大きくなっています。

3年落ちゴルフは注目度大でも査定額は安値

3年落ち車種は7代目現行モデルが対象となります。

プラットフォームを一新してコンパクトなエンジンを搭載、ダウンサイジングの進化モデルとして注目を集めました。

新車販売価格も一般的なグレードは約250万円から約326万円と、Cセグメントの輸入車の中では低めに設定されています。

しかし2015年に発覚したフォルクスワーゲンの排ガス不正問題でゴルフ人気が落ちたことから買取相場は下降、最高値は走行距離2万kmの2015年式TSIハイラインブルーモーションで126.2万円の査定額に留まっています。

TSIハイラインブルーモーションの新車販売価格は約326万円なので輸入車の中でもワーストクラスの下落率になり、3年落ち車種の安値側は80万円台まで落ち込みます。

買取相場は走行距離3万km以内の場合、100~110万円が中心価格帯となります。

5年落ちゴルフで最高値はスペシャルモデルのR

5年落ち以上10年未満の車種は現行モデルと6代目が混在しています。

6代目はエクステリアがシャープなデザインになっていて型落ち感が少ないため、下落率は落ち着いて一般グレードの走行距離5万km以内は60万円台が買取相場の中心になっています。

最高値は2013年式走行距離2万kmのRで193.9万円がつきました。ゴルフの中では確かに高値ですが、新車販売価格は約550~560万円なので下落率は一般グレード並、楽差額は一般グレードを大きく上回っています。

ハイスペックカーですが販売されている車数が多いため、中古車市場での希少性はほとんどないという理由が査定額を下げている要因です。

10年落ちゴルフは型落ち感が大きいので査定額は期待薄

10年落ち以上の車種は2003年から2009年まで販売された5代目以下が対象となります。

全体的に丸みを帯びているエクステリアは現行モデルに比べると型落ち感が強いことから査定額はほとんどつかない状態となっています。

ただし、輸入車専門の買取業者は海外への再販ルートを持っていることがあります。

右ハンドルが標準のニュージーランドやオーストラリアでは部品取り用として需要があるため、輸入車専門の買取業者へ査定依頼すると思わぬ高値がつく可能性があります。

ネットの一括査定サイトを利用して複数の業者へ査定依頼すれば、若干でも高値を引き出すことができます。

まとめ

ゴルフはフルモデルチェンジのタイミングが読みにくい車種です。

4代目は9年というロングスパン、6代目はわずか4年しか販売されませんでした。

現行車はすでに5年経過していますが、プラットフォームを一新しているのでフルモデルチェンジは当分ないと予想されます。買取相場もその状況を反映して安定した査定額になっています。

現在の安値は2015年の排ガス不正問題の影響があるといっても、今後、高値に大きく変動することはありません。

現状の査定額で売却を希望するのであれば早めに検討した方が得策となります。

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